こばやし歯科医院 明美先生ブログ

小林明美が生まれ育った家庭のこと、その家庭を守り苦労した母の生き様を”我家の軌跡(奇跡)として随筆中。

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我が家の軌跡(奇跡)【38】

そして、高2の夏、父が、“歯医者になってくれたらなー”とぼやいた。
病人の言う事には逆らえないし、自分でも歯医者に憧れていたから、歯科大受験を決めた。
勉強嫌いが、憧れだけで決めて良いのだろうかと、不安を抱えながら。

3年で、B組に戻れたが、それからが大変。
文系の高校なので、授業だけでは足りず、理数系は独学で、参考書を片手に勉強した。
(教科書からして、理系とは違っていた)

でも、元来勉強嫌いの明美である。
机に向かうものの、勉強に身が入らず、真ん中の広い引き出しにはスケッチブックと2~4B の鉛筆、消しゴムが入っていた。
鉛筆で、似顔絵を書いていたのだ。

あの頃は、モンキーズ(グループサウンズ)のディビーや、ロミオとジュリエットのオリビア・ハッシーなど、かなり集中して書いていた。
と思えば、違う引き出しには編み物一式を入れ、クッションカバー、座布団カバーを編んでいた。

そして、もう一つ熱心だったのは、キャンディやガムなどの包み紙を1㎝四方に切り、鶴を折る。
折れたら、今度、その半分の小さい鶴を折り、楊子の先に刺しては、満足していた。
手先が器用な方が、歯医者に向いていると思いながら。

何故引き出しかと言うと、母が夜食や、おやつを持ってきてくれるから。
その足音が階段を上がって来ると、、即、引き出しに隠し、参考書に向かって母を安心させる為。
騙す為かな。

つづく

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