
植田屋旅館に住んで三ヶ月目にやっと関屋田町に住まいが見付かった。
一足先に帰り住まいを何とか見付けると言っていた祖父は、潟上の婿さん(母の姉の夫)に妨害されてお金が作れない状態だった。母は仕方なく父の会社へ退職金の前借りを頼んだ。事情が事情だから、前例がないがいくらあったら足りるかと言ってくださり、85万円借りることが出来た。
そこまで(関屋田町の家)たどり着くのに謙兄(父の実兄、謙二)とどれだけ歩いたか。
そして佐渡にいる祖父に連絡してやっと安心させた。
祖父は、自分が準備してやると言った責任をとうとう果たすことが出来なかった。
その悔しさを母は後に知る事となる。
一足先に帰り住まいを何とか見付けると言っていた祖父は、潟上の婿さん(母の姉の夫)に妨害されてお金が作れない状態だった。母は仕方なく父の会社へ退職金の前借りを頼んだ。事情が事情だから、前例がないがいくらあったら足りるかと言ってくださり、85万円借りることが出来た。
そこまで(関屋田町の家)たどり着くのに謙兄(父の実兄、謙二)とどれだけ歩いたか。
そして佐渡にいる祖父に連絡してやっと安心させた。
祖父は、自分が準備してやると言った責任をとうとう果たすことが出来なかった。
その悔しさを母は後に知る事となる。

